日本の神様に感謝の心
神棚用お榊はもちろん国産で
さかき市場では常に新鮮で最高級品質の榊をご提供いたします
“榊”へのこだわり
さかき市場では、神棚お祀り用の三重県産「本榊」「姫榊(ひさかき)」の販売をしています。
当店のお榊は、伊勢神宮や熊野古道でお馴染みの県南部、東紀州と呼ばれる地域の山林所有者様と契約し、
自生する榊を採取し一束々、真心込めて丁寧に束ねております。
新鮮な国産榊をお届け
さかき市場では、山林に自生している榊を保育栽培し安定供給出来ますよう努めております。
創業以来40年、国産榊を専門に東海地区・関西地区の市場様を通して皆様にご利用いただいております。
また、全国の皆様にも新鮮なお榊をお届けいたしたく、通信販売も行っております。
流通機能の発達でスピーディーに新鮮な国産お榊をご提供出来るようになりました。是非この機会にご利用くださいませ。
また、さかき市場では様々な定期お届け便をご用意し、皆様のご要望に対応できる体制を整えております。
ご家庭の神棚や店舗、事務所などの神棚にも是非 国産の榊をお供え下さい。
安らぎ・幸せ・安心・安全・商売繁盛等のご祈念等、
日本の神様には国産の本榊をよろしくお願い申し上げます。
本榊と姫榊の違い
神棚用のお榊として用いられている物は、概ね本榊と姫榊の二つだと思います。
右側の葉の淵回りがギザギザなのが姫榊ヒサカキです。
国産榊と輸入榊
区別するのは非常に難しいです。
一般の消費者の方は殆ど判別不可能かと思いますが、店頭に並んでいる榊で2種類値段があったら高いほうが国産榊で間違いないと思います。
原産地表示義務のない業界ですので、後はお店のコンプライアンスにお任せするしかないのかなと思います。
数年前に聞いた話ですが、国内でも大手の生花市場で“中国産榊を国産”として取引していた事が業者からの告発で発覚した事があったようです。
国産榊について
1950年代後半、我が国は燃料革命的なことが始まり、一般家庭での木炭消費量が激減してしまいました。
広葉樹林はそれまで20年〜30年で更新されていて、副産物の榊もその都度更新されて、良質のものが収穫できていました。
当地方のさかきは市場では“伊勢の榊”として高い評価を受けていました。
しかしながら広葉樹林はそのままで放置されてしまい、中にはパルプの原料にと、1970年代後半くらいまで更新されていた山林もそれ以来放置されたまま、一方で戦後復興で杉や檜の木材需要が高まり、広葉樹林はそれらの人工林へと姿を変えて、その面積も激減してしまいました。
現在の広葉樹林内は日照不足に陥り低木常緑樹の榊は病害虫に侵され、葉っぱが異常に大きくなり商品価値の無いものがほとんどとなってしまいました。
依って榊の収穫量も激減してしまい、拍車をかけるように地方では過疎化が進み、次の担い手が居ないというのが現状です。
輸入榊に頼るのも致し方ないのかもしれません。
輸入榊について
平成の初め頃、中国から榊が輸入され始めました。当初、浙江省の山地から集めらた榊は上海から空輸されたり、船便でやって来ました。
船便では大量に1コンテナ10万束、或いは5万束、空輸でも2〜3万束だったそうです。
これだけの数量をまとめるのには、収穫から出荷まで1日や2日ではできないと思われ、相当数の農民がこの仕事に従事しているようでした。
船便では、輸出入の通関手続きや航海時間で大体5日間位掛かったようで、現地で榊を採取してから商品化して国内の輸入業者の手元に届くまでかなりの時間を要した様です。
中国産は日持ちしないと言われていた原因の一つかも知れません。
日持ちしないと言われる所以はもう一つ、輸入通関時に植物検査がある事は皆さんご存知だと思いますが、これが厄介で、かなりの確率で不合格になっていたようです。
不合格だと原則、輸入出来ませんがそれだと業者も困ってしまいます。そこで商品の消毒が行われます。いわゆる燻蒸消毒処理です。
これにかかると相当数の商品は使い物にならなくなってしまい、残った物も商品としては何とか使えるかな…という程度の物になってしまったようです。
それから消費者の手もとに届くのですから、日持ちしないのは当然だったのだと思われます。
現在は物流環境が飛躍的に良くなり海上コンテナもリーファーコンテナで徹底した温度管理や、商品を詰める箱も植物の鮮度に影響のあるエチレンガスを除去するような工夫が施されている物を使用したりしているようです。
また害虫の問題に関しては現地で榊の栽培が行われ、聞いたところによりますと、これらの榊は徹底的に消毒を施した上で、植物検査用にそれらしく梱包して出荷しているようです。
こうしたことから近年では輸入榊も相当、品質向上しているようです。